風習や習慣で大きな違いは

日本の年末のしきたりといえば、大掃除や深夜に除夜の鐘をならす、年越しそばを食べるなどの風習や習慣が思い浮かぶかと思います。年末の大掃除といえば、新しい年を迎えるにあたり、今年一年の汚れをきれいに掃除するという意味が込められており、現在でも会社・家庭などもっとも一般的に多く見られる風習といえます。この年末の大掃除は、かつては年に二回(6月末と12月末)行われていたもので、6カ月間の汚れ・けがれを、祓い清めるという意味があったのです。
他にも、年越しそばを食べるというしきたりも有名です。大晦日の夜ごはんとして食べたり、真夜中の年越し直前に食べたり、年が明けてからすぐに食べたりなど、各地域や家庭で違いがみられるのもこの風習の特徴です。例えば、福島県の会津地方では年末ではなく元旦に食べる、新潟県では1月14日かやはり元旦に食べる、北海道では大晦日の夕飯に食べる、など地域によって食べるタイミングに違いがあります。そもそも、年末年始にそばを食べるようになった由来についても多くの諸説があります。そばのように細く長く生きられるように願いを込めてという説や、そばが切れやすいようにその年のうちに悪縁や災いを断ち切れるように願うという説、植物のそばのように生命力を持てるようにという説などがあります。
また、日本とは違い、中国では年越しそばではなく年越し料理に餃子を食べます。大晦日になると、家族や親戚全員で餃子を作り始め、大量の餃子を食べながら年を越すのが中国の年末年始のよくある風景です。餃子は交子と同じ発音であるため、喜ばしい団らんを新しい年も送れますようにという意味が込められているようです。また、昔の中国人にとっては餃子は高級なおいしい食べ物であったため、祝い事である年末年始しか食べられなかったという説もあります。
除夜の鐘というのも、大晦日の日本の風物詩といえますが、これは、人間の108の煩悩を打ち消すために、年明けに向けて各地のお寺で108回鐘を鳴らす風習です。仏教の習わしであり、大掃除と同じように新しい年へ向けて祓い清めるためのいう習慣といえます。

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